自己肯定感(自分の価値や存在意義を好意的に捉える感情)を高める方法は、僕の知る限りでは主に二通りあるようです。
- 自分の強みを認識し、ポジティブ思考で自信を高める。他人の評価に頼らず、あくまで自己評価を軸にする。
- 良い悪いと評価せず、ただありのままの自分を受け入れる。
人によって捉え方は違うので、どちらが正しいという事ではないと思います。
ただ、僕の場合は後者が正解でした。
自分をより高めたいと思い、様々な挑戦に燃えていた時期がありました。
欲や怒りに囚われない自分になりたい、社会貢献の為に力を使いたい、等など。
今思えば、自分を高める為に努力していたこの時期が一番、自己肯定感は低かったです。常に自分に納得出来ないという思いがありました。
僕の感情が変化したのは、数年に亘って挑戦を続けた結果、力が及ばないと悟って諦めた時でした。
望む結果は出なかったが僕なりに挑戦しつくし
「目指していたものは自分に合う考え方ではなかったのだ」と思えた。そして
「出来る事はやればいいが、出来ない事は出来ないのだ。能力に見合わない事を無理してやる必要はない」と思えた時に、長年自分を縛っていたものから解放されたような気持ちになりました。
努力は必要であり、苦しみの先に望む結果がある、という意見があります。正しいと思います。
ただ、その考えが正しいのだと固執する事で苦しんだ結果、心を壊す事になる場合もある、という事実もあります。
努力を辞めて開き直ればいいという事ではなく、自分に出来る努力をしているならもうそれだけで自分を認めてもいいじゃない、と言いたいのです。
大昔の賢者と呼ばれる人は「誰かが苦しんでいるなら何かが間違っている」と言ったそうです。
自分を好きになれず苦しんでいるなら、今の考え方か、努力の仕方が間違っているのかもしれません。
立ち止まって、振り返る時かもしれません。ゆっくり休む時かもしれません。
毎日生きる事を頑張っている自分をただ認める。それでいいと思います。
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