『怒りや衝動』の対処法

ついカッとなって声を荒げてしまうという事がある方もいると思います。

怒り以外にも、『やめたいけれどやめられない』という衝動は悩ましいものですが、対処法があります。

怒りのメカニズム

脳には、前頭葉偏桃体という部位があります。

  • 前頭葉=理性
  • 偏桃体=感情

偏桃体は数億年前の魚類も持っていた原始的な部位で、感情や本能を司っています。

動物脳」とも呼ばれるそうです。

この「動物脳」が怒りの要因となるような刺激を受けると脳全体を支配して暴走します。

偏桃体の暴走時には思考活動が抑制されるので、後になって

「何故あんな事をやってしまったのか・・・」

という事をやってしまったりします。

この状態は『偏桃体ハイジャック』と呼ばれ、これが怒りの正体なのだそうです。

偏桃体ハイジャックを防ぐ4つのステップ

  1. 気づくー「今、自分は怒っている」という事に気づく
  2. 受け入れるー怒りが起きているという事実を「良い」「悪い」と判断せず、ただ認める
  3. 観察するー今、自分の体にどんな変化が起きているかを観察する。ドキドキしている、体が緊張している等
  4. 距離をとるー『怒っている自分』を他人事のように、一歩引いた視点から見る

この4つのステップで怒りをコントロール出来ます。

ただ「ついカッとなってしまう」という方にとっては、最初の『気づく』が難しいかもしれません。

この 『気づく』 能力を鍛えるには、『マインドフルネス』を習慣にするのが有効でしょう。

マインドフルネスの継続は、前頭葉(理性)と偏桃体(感情)が協調してストレスに対処するような状態になることが観察されているそうです。

怒りを我慢して抑え込むのではなく、そもそも受け流してしまう、という事です。

『4つのステップ』は、怒り以外の欲求にも効果があります。

「食べたい」「吸いたい」「飲みたい」等の衝動に流される時も「偏桃体ハイジャック」と同じ事が脳内で起きているので『怒り』を『欲』等に置き換えて考えるだけです。

すぐにうまくはいかないと思います。

それでも、やめたい事があるなら『4つのステップ』を心がけてみてください。

『考える前に怒鳴ってしまう』前に気づけるようになるだけでも。

怒って怒鳴ってしまっても、なるべく早い段階で偏桃体ハイジャックを解除できれば。

感情に流された末の最悪な事態は防げるかもしれません。

人間関係を壊さずに済むかもしれません。

参考文献

久賀谷 亮 (2017) 「脳疲労が消えるー最高の休息法【CDブック】」 ダイヤモンド社.

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